「別れの曲」に続き
「ショパンに天使の歌声を」劇中音楽について。


リスト作曲 愛の夢。




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写真は昨年撮ったミニチューリップです。

ミニチューリップについてはこちら→☆☆☆



リストの中でも特に有名な「愛の夢」。

この曲は、もともとは歌曲だったのはご存知でしょうか?

リスト自身がピアノ独奏用に編曲したのだそうです。


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歌詞を調べてみました。




O lieb, so lang du lieben kannst!
「おお、愛しうる限り愛せ」

  作詞 フェルディナント・フライリヒラート


「あなたがお墓の前で嘆き悲しむその時は来る。
だから、愛しうる限り愛しなさい。
自分に心を開く者がいれば、その者の為に尽くし、
どんな時も悲しませてはならない。
そして口のきき方に気をつけなさい、
悪い言葉はすぐに口から出てしまう。
『神よ、それは誤解なのです!』と言っても、
その者は嘆いて立ち去ってしまうだろう」


ピティナピアノ曲辞典より引用


てっきり恋人に愛をささやく歌かと思ったら
お説法のようなお話ですね。

この映画の中でマザー・オギュスティーヌは
ある辛い過去の体験がトラウマとなっています。
この歌詞を読んで彼女のピアノには
懺悔、苦しみがこめられているのだと思いました。